今宵パンチョと音楽を〜赤シャツ仰天の巻〜

え〜、パンチョです。好きな食べ物はケッパーです。

あらすじ
TK先生のお告げによって洋楽に目覚めたパンチョ少年。書き忘れたがこのころは中3の秋ごろ。70'sロックの泥沼に入り込んでいくのであった。

ちょっと脱線しますが、高校生になったらみんな洋楽を聞くものだと思っていました。つまり中学生みたいな子供と違って大人のことをするものだと勘違いしていたわけです。洋楽はもちろんのこと、深夜放送を聞き、ファミコン、ジャンプは卒業して、タバコ、酒、マージャンを覚え、もちろん彼女ができて、ボンタンのワタリは45cm以上、裾は18cm以下。学校に自転車通学して良くて、もちろん髪はムースで立てる。そうでありながら昼休みには文学論で口から泡を飛ばし、部屋にエロ本を置いておいてもお母さんに怒られないものだと思ってました。

と、かなり曲がった高校生像なわけですが、相変わらずジャンプを読んでいました。主力かと思われた「ヤング」がつく方を読んでいル人はほとんどいませんでした。それはともかく洋楽を知るには情報を、と思い手段を考えました。

まずTV。当時は「ベストヒットUSA」が再開したばかりで、これはとても勉強になります。雑誌はやはり当時業界No.1の「ミュージック・ライフ」。東郷かおる子ならではのミーハーな視点がガキンチョにはちょうどよかったわけです。あと一番強力だったのはFMです。新聞を眺めては印をつけていました。ちなみに「エア・チェック」も僕にとっては「大人の高校生」のポイントだったわけです。

バカをさらしてるようでほんとにコッパズカシイのですが勇気をだして続けます。そんなこんなで高校のあいだはディープパープル、クイーン、ラズベリーズ、エルトン・ジョンツェッペリンホワイトスネイクジェネシスT.REXなどの70'sにひととおり触れることができました。

同時に伝記やインタビューなどを通じてルーツにもさかのぼって聞きました。ビートルズなどの60'sやチャック・ベリーなどのロックン・」ロールです。のちにモッズにはまる下地ができた気がします。

当然同時代の音楽にも興味がわくわけで、当時はなんといっても「LAメタル」全盛時代。この言葉によって前頭葉によって消された忌々しい過去を思い出し、リストカットの衝動を抑えきれない人もいるかと思います。モトリークルー、グレートホワイト、ウィンガー、ヴェイン、LAガンズ、プリティーボーイフロイドなどたくさんいましたが、僕の一番のお気に入りはなんといってもポイズンでした。「髪もたってるし、ギターとかドクロだし、化粧もかなり決まってルしかっこいいなあ」と100kgのパンチョ少年はUDOなみに思っていたわけです。

そこで衝撃が走ることになります。あの「Aaaaaaaahhhhhhhh!!!!!!」の雄叫びをレンタルビデオ店キングコング、地元ネタ)で聴いた日のことを忘れることはできません。オレの求めていた不良ロックはこれだ!と頭の先までしびれました。

アクセル・ローズぅう!!

こっから先はみんなとおんなじですよ。修学旅行でいった京都のブラックでG'N'RとポイズンのTシャツを買って自分の勝負服になるわけです。おかげで高校の3年間に彼女ができることはありませんでした。

しつこく続く
2004年01月27日 18時09分46秒