いつものような朝

pancho2008-01-24

おはようございます。パンチョです。



今日のエセ通勤時にいつものように西武新宿線に乗るといつものように混んでいた。で、いつものように吊革につかまり(僕は吊革なしでは立っていられません)、いつものように息苦しさを覚えていました。すると電話の着信音が鳴り響きます。電話の主は僕の左前方にいた年の頃なら50過ぎ、といったサラリーマン風の男性、いわゆるおっさんだったのです。



そこまでは普通の話なのですが、おっさんの携帯電話から「何黙ってんのよ!!」とおばさん(推定妻)の怒号が聞こえてきました。そのときおっさんを見てなかったので着ボイスかと思い、2度見風にみると、おっさんは確かに電話に出ていて、しかも黙っているではないか。「今電車だから」とか言うのかなーと監視し続けるが、電話に出つつ黙り続けるおっさん。7〜8秒するとまた電話から「何黙ってんのよっ!!!+(BGMで子どもの騒ぎ声)」とさらに怒りをましたかに思える推定妻の声が聞こえたかと思うと、推定妻は電話を切ったのかツーツーという音が。



おっさんはしばらくケータイの待ち受け画面(なぜかだんじり)を見つめ、ボタンを親指でさわさわしていたが、メールを打つことも、かけ直すこともせず、パタンとケータイを閉じてうつむき加減で首を振った。


人生っていろいろあるなあと思いつつ、「推定妻は電車中なのをわかっているにかけた?」「実は別居中?」「いや昨夜は不倫相手の家に泊まり、自分の家には帰らず。今朝の電話で離婚の決意を固めつつ、昨夜の顔面騎乗で悶える不倫相手(佳世子、27歳、茶髪)を思い出しているのでは?」などと考えるいつもどおりの朝なのでした。