多摩リバー

pancho2008-01-31

って、カーネーションと思ってタイトルをつけてみたけど、「溜まりバー」という名前のヤンキー上がりの団塊Jr.が地元の郡山の一番おしゃれな場所で開いた店みたいな名前だなあ、とも思うパンチョです。


今日はちょい用で久々に横浜方面に行き、多摩リバーを渡ったのでした。京急で行ったので読みかけの新書が手元にあったけれど、空の見える電車は久しぶりなので外を眺めながらの短い電車旅でした。


久しぶりの多摩川は全然変わらず、河川敷のビニール屋敷のすぐ横ではおっさん達が週末に備えて昼間からゴルフの練習をしていた。僕も似たようなもんだけど一体どっちに近いのだろう。どちらでも同じだ。


日本では数十年ばかり夢を見させられてたけれど、どんな時代のどんな社会でも富めるものと貧しいもの、肥えるものと飢えるもの、強いものと弱いものが存在してきた。日本の昔から変わらない現実だ。35にもなって青臭い、と思ったけれど35なんかそりゃ青臭い。オナニーだって15のときと同じように気持ちいい。15のときと同じようにセックスしたい。15のときはまだセックスしたことはなかったけど。


まあそんなことに思いを巡らしたところで、僕が世界を救えるでもなし、まして金などない。それにかわいい女子をみたらもうそのことで頭がいっぱいだ。厭世的になる必要もなく、それだけで生きてるって素晴らしい。この世界に真実があるなら、それは快楽主義と似ているのかもしれない、といつものように思った。


行き先は横浜のちょい先の弘明寺という場所なのだけれど、あまり神奈川と関わりがない僕にはかなり新鮮な場所でした。町は古くからある雰囲気の、赤羽とか戸越銀座みたいな商店街で、おそらくは弘明寺の寺町としてかつて栄えたのだろう。昼過ぎということで人影もまばらながら、ささやかに賑わっていました(少なくとも平日の青森の新町よりは賑わってた)。東京よりちょっとだけ道が広かったり、裏通りに意外な雑貨屋があったりで、(ちいじゃなくてはな的な)東京の下町散歩とは違う趣きがあって楽しかったです。なんというか時代が町を素通りしていっているような、寂寥感と親近感とごちゃっと入り混じった場所で、昼飯にマックを選んだのは失敗でした。だって駅前にマックとたこ焼き屋しかなくて、まさかその先に商店街があるなんて思いもしなかったもの。


さて弘明寺付近の美容院、というよりパーマ屋がオシャレ全開ですごかった。あの素描タッチのダンディはもちろん、踊るレオタード娘などそのオシャレ感は次代に伝える遺産ともいえるものでした。写メ撮っておけばよかった。


さて弘明寺の帰りは相変わらずおっさんのゴルフとビニール屋敷を眺めつつ、東京駅へ向かった。八重洲北口で行われている音力発電とJR東日本の『発電床』の実験現場を見るためです。


改札の下と、その先の階段と、その上の床、のべ90平米にわたって白いマットが敷かれています。八重洲口は現在工事中なので、一見すると養生かと思いますが、これが発電床だそうな。おそらくユニットを組み合わせていると思われる目地(電線を通してる?)の1センチみ満たない程度の膨らみが格子状にあるほかは、普通の床。もっとグニャグニャしてるかと思ったけど、普通のゴムマットでした。発電量は約310キロワットとなってました。マジでクラブイベントに使えそうです。実際やってるし。


いろんなことを考えつつ、神奈川の女子高生のスカートの丈は平均して東京より約2センチ短いのでは?と思いつつ、京急から見えたボクシングジムには
「いじめられっこあつまれ 人生の10カウントはまだ早い」
って書いてあった。