僕、もう眠いよ

おはようございます。パンチョです。

期待して見たスペインとドイツの準決勝。オランダとスペインの決勝になったことは楽しみだけど、この試合の退屈さにはちょっとがっかりしました。ウルグアイが死にもの狂いで善戦した後だっただけによけいに退屈で、何度も眠りそうになりました。

よく考えると今回決勝まで進んだものの、大会直前まで絶好調で大会が始まるとなぜかダメになるスペインは相変わらず今ひとつだった。今回の豪華な中盤で期待されていたパスは今までのゲームと比べると回っていた。けど、教科書のようにきちんと止めて、きちんと出す、みたいな回しかただったので、サッカーをプレイしている人にとってはルックアップ、ルックアラウンドとトラップしたときのボールの位置、そしてパスをどこにどう出すかについてはしっかり見られて勉強になるゲームでした。というのは皮肉か。

全ての試合に言えるんだけど、あの芝とボール(触ってないけど)が特にスペインにとっては今ひとつなのではないか。パスをつないでいくチームはみんな苦労しているように見える。スペインもビジャばっかりゴールしているのは、チームとして危ない。FWが得点できるのはいいとも言えるけど。日韓大会や北京オリンピックもそうだったけど、急造のピッチはコンディションが悪い。そのせいでゲーム自体がつまらなくなる、お目当ての選手が今ひとつ調子が悪い、みたいなことは避けたい。

大会序盤から「なんかやたらボールが浮くなー」と思っていて、ここ最近の大会でも大味なゲームが多いような気がするのは僕だけだろうか。

対するドイツは攻撃陣にミュラーを欠いてのゲームでしたが、それだけで攻撃のバリエーションが3割減だった。ビアホフ、もといクローゼにボールが入って、エジルら中盤が上がってというとこまではいいのだけど、その先のスピード感と展開についてはミュラーが絡んでいて爆発的な得点を連続していたので、このゲームではとても単調に見えた。

結局得点はコーナーキックからのプジョルの得点だけ。それ以外にゴールキーパーが忙しい場面はあまりなし。スペインは中盤からドイツのぶ厚い守備を破ってペナルティエリアに入っていくだけのアイディアもなく、強引に打開することもなく、なんとなくボールを奪われていく。ドイツはカウンターに精彩を欠き、エジルポドルスキシュバインシュタイガーミュラーを失ったことで、ビアホフ、もといクローゼさんに当てることが多くなり、ビアホフ、もといクローゼさんは時計が進むほど強引になったけど、前を向かせてもらえなかった。

決勝はいいゲームになりますように。あと3位決定戦放送を見送った日本の地上波はどうかしている。